

学芸大学駅は、東急東横線の急行が止まる便利で不思議な駅です。
渋谷から10分ほどで着きますが、街の雰囲気は驚くほど穏やかで上品です。
東西に6つの商店街が伸び、パン屋、花屋、古書店、老舗喫茶が並びます。
東口から東口商店街を通ると、左手はファミレス・飲み屋・ラーメン屋が密集し、右手側はメジャーなカフェとレアなカフェが並んでいます。
賑わってはいても品もある不思議な空間で、すでにここで時間を溶かしそうになりながら、商店街を抜けて目当てのお店へ。
道中で急に住宅街に変わり、さらに歩くと、道沿いにいい意味で異質な建物が見えてきます。

駅→商店街→住宅街と歩いて12分。
道路沿いに“急におしゃれなお店”が待っていました。
目黒通りに近づいたあたりで、ガラス張りの大きな建物がふっと現れます。
それが「Factory & Labo 神乃珈琲」。
神乃珈琲は、“日本の喫茶文化をもう一度世界へ”を掲げるブランド。
中でもこの学芸大学店は、全国の店舗で使われる豆を焙煎しているロースタリー(焙煎所)です。
店内に入ると、豆の焙煎、粉砕、抽出までをガラス越しに見ることができ、
1階には焙煎機を眺められるカウンター席、2階にはゆったりとしたカフェスペース。
落ち着きと異世界感が同居した不思議なお店でした。
コーヒーは「陽煎(ひいり)」「神煎(かみいり)」「月煎(つきいり)」の3種類のオリジナルブレンドがありました。
陽煎はジャスミンのような香りの浅煎り、
神煎はアーモンドの甘さを感じる中煎り、
月煎はピーカンナッツのような深いコクの深煎り。
その他コーヒー以外の飲み物も豊富に用意され、600~900円以下で楽しめます。
私は神煎(600円)を注文しました。
確かにナッツ系の香りと風味がして、珈琲とマッチして複雑な味わいがありました。お店の雰囲気も暗めの照明に客席の距離を離した上品な空間でした。
カフェ道の階段を上った気がしました。
ぜひ一度学芸大学駅から神乃珈琲へ訪れてみてください。
